1910's "LYHNE" Brass Desk Lamp

商品詳細

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1910年代頃のアメリカ【LYHNE】社製ブラス・デスクランプです。
>>当店での入荷数も同様 、市場でも数少ない製品です。その中でも、今回のモデルは…
"THE・アンティーク" といった感じで、まるで植物のよう総柄の凸凹エンボス・デザインのタイプです。製造年代的にもシンプルなデザインへの移行期だったというのもあり、絶対数も少なく、アメリカの市場ではこのモデル専用の(汎用ではない)特殊ソケット無しの "殻" の状態でも高値で取引されております。

前置きが長くなりましたが…
このランプの最大の特徴は、様々な角度に動くフラップ付きシェードです。視界に電球のまぶしさが入らず手元だけを照らせる優れもののランプで、アメリカでは "ジュエラーズランプ" と呼ばれておりますので、当時は宝飾装身具の職人さんなどに多く使用されていたもののようです。

なんといっても高機能がゆえのこの無骨なルックスが良いですね。
背も低めのランプですが、フラップ(あまり利きませんが、一応固さ調整機能付き)のおかげで、シェードを立てたりもでき、照射範囲は様々に選べますので、不便さなどは全く無いと思います。(画像参照)


シェード&フラップ(内部のベージュ塗装は劣化しており、ポロポロと粉となって落ちやすいです)は真鍮製、アーム類はスチール製で金メッキ仕上げです。
真鍮製のソケットは【PAISTE】社製のパドルスイッチ付きとなっております。なんといっても "パドルスイッチ" のカンパニーマークの刻印のデザインがかっこいいですね。(本体のシェードからは簡単に脱着可能)
さらに、今回の【PAISTE】ソケットは1900〜1910年代の古いモデルのため、電球をねじ込む部分の内部の絶縁体は、当時物らしい天然の鉱物・マイカが使用されている古く珍しいタイプです。(画像有り)
マイカは非常に薄く、何層にも重なった天然の鉱物 + 虹色に見えたり… なので写真写りが極めて悪いのですが、実物のコンディションはバッチリです。
シェルケースの固定が "内部の爪" ではなく、珍しく小ボルトを2箇所用いてあるので、ルックスもさることながら、絶対に配線部が露出しない良い造りです。


ベースは超極厚のキャスト(鋳造)製でズッシリと重いです。経年変色しており、素材の特定が難しいのですが、おそらく真鍮のキャストです。
そこから垂直に伸びるポストなどはキャストアイアンにブラスのカバード(真鍮が被されたもの)で、トップに付いているアジャストノブもキャストアイアンで出来ており、ここのギアパーツの箇所でアームの角度 & 約8cmの範囲内でつかみの長さ調整が出来ます。
可動範囲は画像をご参照ください。

全てオリジナルのパーツで、経年の表面的なサビや小傷や汚れ程度で非常に良いコンディションです。年月を経てきたアンティークらしい重々しい雰囲気を持っております。


電球は付属致しませんが、口金サイズは日本でごく一般的なE26サイズです。
配線は、 >> コチラ のコットン製・ブラックを、たっぷりと3メーター(300cm)使用しました。ソケットの配線出口から295cmの長さがございますので、使用に際し困る事は無いでしょう。
また、コンセントプラグはオリジナルの焦げ茶のベイクライト製のままで、当時らしく、そして本体とも同じ "植物柄" です。(*差し込み部の "REPLACE..." 刻印の絶縁カバーはリプロです。)


◆SIZE◆
TOP画像の状態で卓上高約38cm。
アームのみ全長約22cm。太さ:0.9cm
シェードのみ 直径約17cm×深さ8cm
ベースのみ H:14cm(←アジャストノブが付いてるポスト上部まで) × W:16.5cm(←直径)
総重量約2kg

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