- 実働品 - 1940's U.S.ARMY Chromed Telephone☆ ROYAL CHROME ☆☆ バックプレート付き ☆

- 実働品 -
1940's U.S.ARMY Chromed Telephone
☆ ROYAL CHROME ☆
☆ バックプレート付き ☆

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商品詳細

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1940年代のアメリカ版 "黒電話" です。
全体的に、アールデコ期の流れを汲んだ当時らしい流線型のモッチリポッテリフォルムで、これぞ【THE・電話】といった感じですね。アメリカ陸軍の通信部隊?に支給されていた電話かと思います。
なんといってもこの【ブラック × シルバー】のシックなカラーコンビが Good !! です。

今回の商品に関しましてはこのクロームメッキが【ROYAL CHROME(『ロイヤル・クローム』)】と呼ばれるクロームメッキ仕上げとなります。
クロームメッキといえば、 >> コチラ のように青白い鏡のような仕上がりの事を差しますが、今回のものはほのかに茶色がかってると申しますか、電球でいうと『昼光色』よりもかすかに渋みを持った『昼白色』となります。

参考までに最後の3枚の画像で >> 通常のクロームメッキの電話機 との比較画像を撮影しました。

このクロームメッキの仕上げの色の違いは完全に好みになりますが、『ロイヤル・クローム』の方がもちろんコスト高となるうえ、比較的木製家具などにもマッチしやすくなっているのかな?とは思います。


また、今回の電話で特筆すべきは、背面にド〜ン!!と取り付けられた【SIGNAL CORPS U.S.ARMY】とプレートです。
このプレートは古いモデルにしか存在しないディテールの上、本来シルバー×ブラックのところを『ロイヤル・クローム』に合わせ、わずかに飴色のクリア塗装で色合わせが施されております。
背中でも語る電話機。 ‥いいですね。

卓上設置時に、傷つけないよう底の部分(シャーシ)の四つ角に取り付けられている "足" も、1940年代の製品のみに存在する『本革』製です。


コンディション詳細は後述致しておりますが、今回のものはコード類は新品(ビンテージモデルリプロ)に交換していたり、必要な場所にはデッドストックのパーツへ交換等々‥ 致しておりますので、画像の通りの大変良好なコンディションです。
そして、このラグジュアリー感のあるルックスではございますが、クロームメッキ部分が大部分を占めるので、意外とどんな場所にも合わせやすいかと思います。


>> 現在、このモデルから派生したデザインを持つ、壁付け兼用の "2-Way" タイプの在庫もございます。)




今日では、携帯電話 → 携帯電話の通話が一般的になり、あまり使用されなくなってきた感のある固定電話ですが、世間体的( = 信頼性)、通話料的になかなか生活から排除できません。
そんな、滅多に使用しない(??)電話だからこそ、デザイン重視で、インテリアとして選びたい所なのですが…
困った事に今回の電話、理由は後述してますが "普通の電話" として実用可能な状態の電話となっております。
(すごく厳密に言うと… )デジタル通話の品質に慣れ過ぎている方、音関係のお仕事をされてる方からすると、少しは劣る点が見つけられるのかもしれませんが、受話器のマイクもイヤホンの音量も十分ですので、一般の方でしたら、これがアンティークの電話であることに気づかないほど普通に発着信&会話が出来ます。


アメリカの専門店から輸入した “コンプリートもの” でも、経験上はおよそ60%の確率で何かしらの問題があり、実使用ができないものがほとんどです。それは日本人とアメリカ人の価値観の違いなのかもしれませんが、日本人は 『当時のクオリティで実使用をする』事にこだわる傾向がございます。
当店の販売する電話機に関しましては、ダメージ系や使用上の問題の特記事項が無い、特に良好なコンディションのほぼ全ての個体に当てはまる事と致しまして、だいたい2〜3台のコンプリートの電話機を潰して1台の完璧な一台を作りあげております(もちろん、各パーツも同じ個体同士でなければ互換性がないものがほとんどです)
そのため、『安くアメリカ物を手に入れたはいいけど、実使用するにはこのパーツが必要だ』など、購入後に無駄な時間をかけ、原因を探り、もし原因がわかってもパーツの取り寄せ、さらに面倒な作業をする、そして最悪なことには直らない。など、途方もない時間を費やす心配がございません。


使用方法は簡単。発信時はこれから話す相手を思いながら『ジーコ!… ジーコ!… 』とゆっくり贅沢に時間を使ってダイヤル。
そして、着信時はノスタルジックな音で『ジリリリ〜ン!! … ジリリリ〜ン!!』と、 "渋く" シッカリと鳴り響きます。

※注意 ナンバーディスプレイ契約ありの場合 の鳴り方は…
始めに『ジリン!ジリン!ジリン!… 』とテンポ良く6回ほど鳴った後に一呼吸置いてから…
『ジリリリ〜ン!! … ジリリリ〜ン!!』と、通常のロングバージョンに切り替わるのですが、ロングバージョンに切り替わる前に取ってしまうと切れてしまいます。 …ですので、ゆっくりと電話に向かいましょう。



◆SIZE◇
受話器を置いた状態で【H:16cm × W:23cm × D:13cm】
底部のみ(最後の画像) 【W:19cm × D:13cm】
総重量:約3kg





◆Technical Details & Condition◆

まずはボディのご説明です。
本来はブラック塗装された亜鉛ダイキャスト製(重い合金)なので、ブラック一色のモデルなのですが、今回の物は最近になってその合金製ボディにクロームメッキ処理が施されておりますので、画像のように格段にかっこよくなっております。実はこの "合金へのメッキ” 自体が地金の溶解などが多く、なかなか日本では行える場所がございません。今回の物はアメリカのとある専門工場にて行っております。

腕の良いプロによるメッキ処理ですので、下処理のバフがけなどの作業が上手く、背面の刻印が研磨で消えないように避けた上で、可能な限りなめらかに仕上がっております。ですので、全体的にメッキの乗りも非常に良く鏡のようにピカピカです。ご愛嬌程度に数点のかすかな(点状の)浮きなどはございますが、まず気になるほどではないかと思います。その他、保管傷以外の傷も無く極上コンディションとなります。

曲線が多いため、メッキの仕上がりが少し分かりずらいかと、"周りの反射あり"、"周りの反射なし" 画像をご用意いたしました。それぞれ同じアングルで周りの写り込みがあるかないかで撮影した写真となります。

当店でも数件のメッキ工場を日本国内で見つけておりますが、国内最安値の大手メッキ工場の料金でもメッキ処理一台につき、ボディの一部溶解、密着不良(フクレ)容認の上で、税込52,380円 + 往復送料約2500円 = 54,880円となります。しかも、全ての工場に関して色味の異なる『ロイヤル・クローム』は施せないかと思います。


受話器は、背にスッと一筋のラインが際立つ【Western Electric】社のブラック・ベークライト製です。
この受話器は本来この電話機に付属しているものではないのですが、オリジナルのコンディションが良いものは皆無のためボディデザインと最もマッチする受話器をと、今回の販売に伴い当店でチョイスしております。恐らくこのペアがベストマッチです。
ブラック・ベークライト製ですが、今回の販売にあたり磨き直されてますので、非常に艶やかな漆黒のボディとなっております。経年保管程度のかすかな小傷や指紋はございますが、コンディションは完璧です。

この受話器交換に併せて、付属しているコードも交換いたしました。
伸縮自在で最も便利なコイル・コード(黒色)に交換されております。アメリカでのみ入手が可能な現代の新品(ビンテージモデルリプロ)なので、当時物ではございませんが、現在日本のホームセンターなどで販売している平線のコイル・コードとは異なり、一応、1940年代当時のオリジナルのコイル・コードを意識して、ビンテージの電話用にアメリカにて作られた、太く丸いコイルコードとなりますので、雰囲気は当時と変わらず、劣化も無いうえ、光沢があるためメッキボディとの相性も抜群です。

モジュラーケーブルも日本で一般的な【RJ-11】のケーブルの新品に交換済みなので、ご購入後は差すだけです。一応、長さ195cmとなりますので延長コードを利用しなくても、大抵の方がお好みの場所で使用で可能なほどの長さがございます。


また、ダイアルの "回す部分" もデッドストックの未使用品(黒の焼き付け塗装?)に交換済みです。回転はメリハリがありスムーズ、かつメカニカルで重厚な戻り音ですので、いつまででも回したくなります。

その内部の、数字&アルファベットが書かれた "白い" プレートはデッドストックの未使用品に交換済みですので、保管時の小傷程度で大変良好なコンディションです。
こちらの素材はホーロー製(ガラス繊維の入った塗装 - 焼き付け塗装)で、古〜いバスタブやキッチン用品などと同じ製法です。 "1"の部分には他に何も書かれておりませんが、消えたのではなく元々 "1" だけです。

加えて、ダイアル中央のダイアル・カード(厚紙製 + カバーフィルム)もシンプルでシックなデザイン(ビンテージモデルを元にしたリプロです)なので、ボディー・デザインにマッチしております。
ご購入後にこのダイアル・カードに電話番号や、お店の名前などを "スタンプ" するとさらに個性が出てカッコよくなりますが、元々のデザイン性も高いので、無記入のままでもよろしいかとも思います。

もし記入をされる方。このダイヤルカードの取り外し方は、細いマイナスドライバーなどを "5"〜"6" の間のリングフレーム脇に差し入れ、くいっと内部のロックを下げると外れます。
‥ですが、もちろん "スタンプ" のチャンスは1度のみとなります。
(*ご希望があれば外したままお送りするか、この説明をしているYouTubeのURLをお伝えいたします)


ベル音量に関しましては内部の2個のベル、そして、その中央にある "振動式ハンマー" で調整可能ですが、現状はベルの "二重奏" で鳴り響きます。恐らく音量は最大に近いのですが "うるさい" 感じではなく、ノスタルジックな音で "渋く" シッカリと鳴り響きます。

もしアナログ的な作業がお好きな方であれば、底部・上下左右の4点のビスを緩めるとメッキカバーが外れるので、機械部をあらわにした後、この "振動式ハンマー" にビニールテープやフェルト等を巻けば、『カタカタカタ… 』と簡単にほぼ無音に出来たり、2個のベルのわずかな配置調整で、1個だけベルを鳴らして、比較的 "澄んだ綺麗な音" にする事も可能かと思います。



‥以上、上記で述べた各レストアの際に、日本国内で使用が出来るように内部パーツの一部を交換&調整済みなので、現在、アナログ電話回線であるダイヤル回線(ダイヤルパルス方式)を利用中の方は、 "回線種別の変更" をせずに、そのまま差し替えるだけで使用出来るようになっております。
また、アナログ電話回線のプッシュ回線(ダイヤルトーン方式)を利用中で "回線種別の変更" をする気が無い方 でも発信を除く受信&通話は可能です。
‥なので、この場合は >> 分配アダプタを使用し、発信&FAX受信は現在お使いの電話。"受信による通話" にこの電話を…
(*相手の電話番号検索はいつもスマホ の方であれば、受話器に近づけて音でダイヤルする為の "アプリ" を利用する)


‥と、考え方によって様々な使い方が出来るかと思います。
(*上記プッシュ回線&アプリは試してませんが 恐らく 問題無しです)



基本的にはISDN回線以外の、"アナログ電話回線" や、"IP電話" などの電話回線であれば、そのまま使用できるかもしくは、簡単でお金要らずな "回線種別の変更" 程度で使用可能になると思いますので調べてみてください。



参考までに、当店がお勧めする現代の生活に適した使用例を…



◆ 一般的に "IP電話" と言われているNTTの "ひかり電話" の場合 ◆
(お持ちのアナログ電話回線の番号を引き継ぎ可能 or 新規の場合も地域ごとの市外局番が割り当てられます)
これは、ダイヤル回線とプッシュ回線の両方に常時・同時に対応してる最先端かつ最も安価なサービスです。
なので、>> こちらの分配アダプタ か、>> こちらの2m 延長 + 分配ケーブル を使用すると、最新FAX電話機を接続 & それは隠し気味で… インテリア(実用)としてこの電話を出しておくなど便利な使い方も出来ます。
(ただし、一回線を共有しているため、FAX電話機にて電話をかける際はON/OFF時に『チン!』と共鳴する場合もございます。)

その他、ひかり電話ルーターには基本的に電話機ポートが2基備わっているので、月額たった105円の追加番号サービス "マイナンバー" を利用し、電話番号とFAX番号とを分けて使用する、最も簡単な方法もございます。