- 実働品 -1940's U.S.ARMY Chromed Telephone【BLACK × SILVER】

- 実働品 -
1940's U.S.ARMY Chromed Telephone
【BLACK × SILVER】

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SOLD OUT

商品詳細

1940年代(1948年刻印)のアメリカ版 "黒電話" です。
全体的にアールデコ期の流れを汲んだ当時らしい流線型のモッチリポッテリフォルムで、これぞ【THE・電話】といった感じですね。
背面に【SIGNAL CORPS U.S.ARMY】とに刻印されております通り、アメリカ陸軍の通信部隊?に支給されていた電話かと思います。
なんといってもこの【ブラック × シルバー】のシックなカラーコンビが Good !! です。

コンディション詳細は後述致しておりますが、各部を『前オーナーの時代』にレストアが施されておりますので、経年程度の使用感はございますが、画像の通りの大変良好なコンディションです。
ただ、レストアからワンオーナーを経ておりますので、だいぶお買い得価格に設定いたしました。(前所有者の都合で若干パワーダウンしたベルパーツにあえて交換されております。アパート住まいの方などいかがでしょうか。)


今日では、携帯電話 → 携帯電話の通話が一般的になり、あまり使用されなくなってきた感のある固定電話ですが、世間体的( = 信頼性)、通話料的になかなか生活から排除できません。
そんな、滅多に使用しない(??)電話だからこそ、デザイン重視で、インテリアとして選びたい所なのですが…
困った事に今回の電話、理由は後述してますが "普通の電話" として実用可能な状態の電話となっております。
(すごく厳密に言うと… )デジタル通話の品質に慣れ過ぎている方、音関係のお仕事をされてる方からすると、少しは劣る点が見つけられるのかもしれませんが、受話器のマイクもイヤホンの音量も十分ですので、一般の方でしたら、これがアンティークの電話であることに気づかないほど普通に発着信&会話が出来ます。


アメリカの専門店から輸入した “コンプリートもの” でも、経験上はおよそ60%の確率で何かしらの問題があり、実使用ができないものがほとんどです。それは日本人とアメリカ人の価値観の違いなのかもしれませんが、日本人は 『当時のクオリティで実使用をする』事にこだわる傾向がございます。
当店の販売する電話機に関しましては、ダメージ系や使用上の問題の特記事項が無い、特に良好なコンディションのほぼ全ての個体に当てはまる事と致しまして、だいたい2〜3台のコンプリートの電話機を潰して1台の完璧な一台を作りあげております(もちろん、各パーツも同じ個体同士でなければ互換性がないものがほとんどです)
そのため、『安くアメリカ物を手に入れたはいいけど、実使用するにはこのパーツが必要だ』など、購入後に無駄な時間をかけ、原因を探り、もし原因がわかってもパーツの取り寄せ、さらに面倒な作業をする、そして最悪なことには直らない。など、途方もない時間を費やす心配がございません。


使用方法は簡単。発信時はこれから話す相手を思いながら『ジーコ!… ジーコ!… 』とゆっくり贅沢に時間を使ってダイヤル。
そして、着信時はノスタルジックな音で『ジリリリ〜ン!! … ジリリリ〜ン!!』と、 "渋く" シッカリと鳴り響きます。

※注意 ナンバーディスプレイ契約ありの場合 の鳴り方は…
始めに『ジリン!ジリン!ジリン!… 』とテンポ良く6回ほど鳴った後に一呼吸置いてから…
『ジリリリ〜ン!! … ジリリリ〜ン!!』と、通常のロングバージョンに切り替わるのですが、ロングバージョンに切り替わる前に取ってしまうと切れてしまいます。 …ですので、ゆっくりと電話に向かいましょう。



◆SIZE◇
受話器を置いた状態で【H:16cm × W:23cm × D:13cm】
底部のみ(最後の画像) 【W:19cm × D:13cm】
総重量:約3kg





◆Technical Details & Condition◆

まずはボディのご説明です。
本来はブラック塗装された亜鉛ダイキャスト製(重い合金)なので、ブラック一色のモデルなのですが、今回の物は最近(前オーナーの時代)になってその合金製ボディにクロームメッキ処理が施されておりますので、画像のように格段にかっこよくなっております。実はこの "合金へのメッキ” 自体が地金の溶解などが多く、なかなか日本では行える場所がございません。

(*追記* 現在では数件のメッキ工場を日本国内で見つけましたが、国内最安値の大手メッキ工場の料金でもメッキ処理一台につき、ボディの一部溶解、密着不良(フクレ)容認の上で、税込52,380円 + 往復送料約2500円 = 54,880円となります。)


腕の良いプロによるメッキ処理ですので、下処理のバフがけなどの作業が上手く、背面の刻印が研磨で消えないように避けた上で、可能な限りなめらかに仕上がっております。ですので、全体的にメッキの乗りも非常に良く鏡のようにピカピカです。

すでにワンオーナーを経て当店に入荷致しておりますので、よ〜く見るとメッキ部などに経年使用によるかすかな小傷やふくれ程度はございますが、通常使用で目に付くほどの大きなダメージはなく、画像の通りの大変良好なコンディションです。


受話器は、背にスッと一筋のラインが際立つ【Western Electric】社のブラック・ベークライト製です。
経年使用程度の小傷や汚れはございますが、コンディションは良好です。
伸縮自在で最も便利なコイル・コード(黒色)はオリジナルのままで、極太コイルコードです。

モジュラーケーブルの方は、前所有者が交換したままの状態なので既に中古ですが、日本で一般的な【RJ-11】規格のケーブルで、長さは200cmもございます。
こちらもメッキボディとの相性も意識した黒となります。もちろん、ご購入後はパチンと差すだけです。


また、ダイアルの回す部分もボディと同じく、クロームメッキ処理が施されておりますので、ホテルにでも置いてありそうな高級感ですね。回転はメリハリがありスムーズ、かつメカニカルで重厚な戻り音ですので、いつまででも回したくなります。

その内部の、数字&アルファベットが書かれた "白い" プレートは当時のオリジナルのままですが、大変良好なコンディションです。
こちらの素材はホーロー製(ガラス繊維の入った塗装 - 焼き付け塗装)で、古〜いバスタブやキッチン用品などと同じ製法です。 "1"の部分には他に何も書かれておりませんが、消えたのではなく元々 "1" だけです。

そして、このダイアル中央に、これまた贅沢に "クロムメッキ仕上げ" が施された金属枠ではめられているダイアル・カード(厚紙製 + カバーフィルム)はビンテージモデルを元にしたリプロとなるのですが、>> コチラのカードの反転版 となる珍しい白ベースですですので、メッキにこだわった他のパーツとの相性もバッチリです。ご覧の通りシンプルでシックなデザインですので、デザイン的にもボディーのライン・デザインにマッチしております。
こちらはブランクカード(空白のカード)となっておりますのでご購入後にこのダイアル・カードに電話番号や、お店の名前などを "スタンプ" するとさらに個性が出てカッコよくなりますが、元々のデザイン性も高いので、無記入のままでもよろしいかとも思います。

もし記入をされる方。このダイヤルカードの取り外し方は、細いマイナスドライバーなどを "5"〜"6" の間のリングフレーム脇に差し入れ、くいっと内部のロックを下げると外れます。
‥ですが、もちろん "スタンプ" のチャンスは1度のみとなります。
(*ご希望があれば外したままお送りするか、この説明をしているYouTubeのURLをお伝えいたします)

卓上設置時に、傷つけないよう底の部分(シャーシ)の四つ角に取り付けられている "足" は、オリジナルのままのリアルレザー製。


現状、内部の2個のベル、そして、その中央にある "振動式ハンマー" で調整可能ですが、現状はベルの "二重奏" で鳴り響きます。恐らく音量は最大に近いのですが "うるさい" 感じではなく、ノスタルジックな音で "渋く" シッカリと鳴り響きます。

このベル音量に関しましては、前所有者がうるさいと感じたのか、若干パワーダウンしたベルパーツにあえて交換されております。オリジナルのものよりは若干篭った音がいたしますが、実際、デスク脇に置いて急になった場合でもびっくりすることのないちょうど良い音です。
感覚で申し上げますと、アパート住まいのお一人様でも、特に隣人に迷惑をかけるほどの音ではないかと思います。



‥以上、上記で述べた各レストアの際に、日本国内で使用が出来るように内部パーツの一部を交換&調整済みなので、現在、アナログ電話回線であるダイヤル回線(ダイヤルパルス方式)を利用中の方は、 "回線種別の変更" をせずに、そのまま差し替えるだけで使用出来るようになっております。
また、アナログ電話回線のプッシュ回線(ダイヤルトーン方式)を利用中で "回線種別の変更" をする気が無い方 でも発信を除く受信&通話は可能です。
‥なので、この場合は >> 分配アダプタを使用し、発信&FAX受信は現在お使いの電話。"受信による通話" にこの電話を…
(*相手の電話番号検索はいつもスマホ の方であれば、受話器に近づけて音でダイヤルする為の "アプリ" を利用する)


‥と、考え方によって様々な使い方が出来るかと思います。
(*上記プッシュ回線&アプリは試してませんが 恐らく 問題無しです)



基本的にはISDN回線以外の、"アナログ電話回線" や、"IP電話" などの電話回線であれば、そのまま使用できるかもしくは、簡単でお金要らずな "回線種別の変更" 程度で使用可能になると思いますので調べてみてください。



参考までに、当店がお勧めする現代の生活に適した使用例を…



◆ 一般的に "IP電話" と言われているNTTの "ひかり電話" の場合 ◆
(お持ちのアナログ電話回線の番号を引き継ぎ可能 or 新規の場合も地域ごとの市外局番が割り当てられます)
これは、ダイヤル回線とプッシュ回線の両方に常時・同時に対応してる最先端かつ最も安価なサービスです。
なので、>> こちらの分配アダプタ か、>> こちらの2m 延長 + 分配ケーブル を使用すると、最新FAX電話機を接続 & それは隠し気味で… インテリア(実用)としてこの電話を出しておくなど便利な使い方も出来ます。
(ただし、一回線を共有しているため、FAX電話機にて電話をかける際はON/OFF時に『チン!』と共鳴する場合もございます。)

その他、ひかり電話ルーターには基本的に電話機ポートが2基備わっているので、月額たった105円の追加番号サービス "マイナンバー" を利用し、電話番号とFAX番号とを分けて使用する、最も簡単な方法もございます。