1920's "Machine age" Swivel Drafting Chair

商品詳細

アメリカ【DoMore Chair Co.】製の1920年代頃のドラフティングチェアです。
デスクチェアは比較的見つかりますが、ドラフティングチェアは珍しめです。
スチール・チューブのフレームで構成されたシンプルなラインの椅子で、無駄の無い整ったデザインです。
もちろん、耐久性も見た目の通り抜群です。

このスチールフレームのオリジナルカラーはブラックですが、手塗りにて部分的にモスグリーンで塗装されております。
レッグのステム部分はごっついリベット留めで、複雑にスチールプレートを組み合わせて構成されております。
最下部のアジャスターを支える部分のプレートが割れておりますが、新たなボルト&ナットにてしっかり補修されておりますので、使用に際し問題はございません。
一応キャスターを取り付ける事もできるモデルのようですが、キャスターはございません。
フローリングなどで使用される方は分厚くて丸いフェルトのパッチなどを別途ご用意いただけたら快適に使用できるかと思います。

レザー部分は、リアルレザーのダークグリーン&ブラックの柄入り、非常に深みのある照り感です。

座面・背もたれ内部は木ベースにホースヘア系の硬めのクッション材が入っており、座面の最厚部は2.5 〜 3cm程で薄めではございますが、座り心地は良好です。
座面の裏面には、ナンバリングのステンシルと、大きいペーパーラベルが綺麗に残っております。【座面サイズ H:2.5 〜 3cm × W:41cm × D:29cm 】
背もたれも座面とほぼ同じ造りです。

画像の通り座面・背もたれ共にかすかなペンキの付着などはあるものの穴や大きな裂けなどのも無く、経年程度の擦れ程度です。年代を考慮してもベストコンディションといえるほど良好なコンディションかと思います。


調整可能箇所は...
座面より上部は回転軸により360°回転式です。
背もたれの前後はフレーム4本で調整します。サイドレールの4点留めの内、2本はボルト&ナットがオリジナルではございませんが、1本は同年代のものが用いられたりと雰囲気は崩していないと思います。

座面高は、撮影した状態が一番高く。画像見たまんまの状態で、床 〜 座面中央くぼみ部分の計測でだいたい62cm ほどの座面高です。フットレストの上面は床から14.5cmの場所に位置しております。

また、高さ調整可能な範囲は、最高62cmとして、低くする分には【床上53.5cm】までの間で無段で調整可能ですので、ほとんどの方の身長に合わせられると思います。

ここの調整方法は、レッグのステムの内部にある回転式パーツの穴に、例えばドライバーの先端などを差し込んで引っ掛けた状態で座面を右か左に回せばかんたんに調整可能です。

発送の際は、背もたれや座面など、簡単にバラせる所はバラしてコンパクトに梱包を致しますので、到着後にこの "上下調整" の練習も兼ねながら椅子を組み上げてみて下さい。

全体的に見ても、パーツ構成上のごくわずかなガタつき程度はございますが、ごく普通レベルです。
座面のレザーと色を合わせる為であったのであろうフレームに対するモスグリーンのハンドペイントを雰囲気とすれば、トータルで見て非常に良いコンディションです。