1910's "Cast Iron" Adjustable Drafting Table

商品詳細

1910年代のアメリカ・ニューヨークの会社【A. Hoffman Co.】製。
キャスト・アイアン(鋳造)製ドラフティング・テーブルベース(レッグ)です。
アイアン製のアンティークらしく無骨でありながらも、直線的なスタイリッシュなデザインで非常にかっこいいです。
同社のこの手のテーブルは数タイプ存在し、華奢で直線的、そして分解可能な構造を特徴としております。
そして今回の物は、個人的には一番好みである "中央パーツがゴッツリタイプ" のご紹介となります。

画像の通り "漆黒" のオリジナル塗装のボディです。
所々のサビや、わずかな塗装剥げなどはございますが、本体自体には破損部や、溶接跡も無く非常に良いコンディションです。

元々は製図用ですので絵を描かれる方などにはピッタリなのですが、今回は後付けで、アメリカの同時代のアンティークであるオーク(楢 - ナラ)天板を取り付けましたので、通常のテーブル的な用途としての販売です。(天板を留めている大きいマイナスネジ8点はオリジナルのものです)
天板自体の特徴を申し上げますと、木の表面は、塗られていた焦げ茶色系の塗料が全体的に剥がれ、木目が強調されている部分もある他、塗料が残っている場所に関しましては、経年による収縮(クラック)が生じている場所もあり、これがアンティークである事がどなたでも分かるほどの雰囲気を持っております。
また、下部の飾り材が2cmとなるため、パッと目は厚みが4cmの非常に重厚な天板に見えるのも特徴です。
【サイズは、4辺が各61cmで、厚みが4cm(2cm + 下部の飾り材2cm)となります。】

ただ、元々が製図用のため、水平に固定する箇所の(天板直下の)ノブをシッカリ締めればだいぶガチッと固定されますが、天板の端に手をつき全体重を『ぐっ!!』っとかけた場合には、かすかに『ギギっ!』と数センチ傾く感じはございます。
ですので、お子さんがいらっしゃるご家庭などで、ご心配な方は、天板を水平に保った状態で、回転プレートが面で接している内部にホゾ穴的な軽いくぼみ(半穴 〜 貫通穴?)を電動工具などで軽く付け、何かを差し入れ固定するなど行えば、日常使用での傾きの心配は無くなるかと思います。
『強力接着剤で固定してしまう』など、もっと簡単な方法もあるかと思いますが。。。  あまり思いつかないのでお任せ致します。

画像で示しておりますが、本来は製図用のテーブルベースですので、好みによっては何かを展示する用のテーブルとして使用しても良さそうです。
テーブル自体は様々な高さ、角度に調整可能です。トップパーツは360°回転式で、画像では分かりずらいのですが、この下にも5cmほどのわずかな "足" があり、ここでも微妙に2〜3cm伸びます。なので、テーブルの調整高は、77cm〜最高115cmほどとなります。


各アイアン製ノブ(突然の天板落下防止のため、ステム・ノブは "ダブル" です)、鋳造ならではの各部のもっちり感など…
全てが鋳造製ならではの存在感で、凝縮されたかっこよさを持っております。3本レッグの裏にはご丁寧に衝撃や、床への傷防止用コルクがはめられており(現状はあまり意味が無いですが。。)、丁寧で凝った造りです。


この時代のアメリカ製ドラフティングテーブルは、ずどーん!! と大きい物が多く、移動ごとにいちいち腰をいたわらなければなりませんが、このテーブルベースはコンパクトタイプで、重量約9kgですので、女性でもらくらく移動(?)です。

3本の足はボルト&ナットで分解式でもあるので、当時も持ち運び用などとして販売されていた製品だったのだと思います。(足には最後の画像でお分かりになりますようになにやら会社名の刻印?のようなものが刻まれております。)
取り外し&組み立てはかんたんです。お買い上げ後の発送も足をバラした状態でコンパクトにお届け致しますので、到着後に組み上げて下さい。