1910-20's "O.C.White" Brass Telescopic Desk Lamp ☆初期刻印 & ガラスレンズ付き☆

1910-20's "O.C.White" Brass Telescopic Desk Lamp 
☆初期刻印 & ガラスレンズ付き☆

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SOLD OUT

商品詳細

1910〜20年代頃のアメリカ【O.C.White】社製ブラス(真鍮)デスクランプです。
この会社の製品はアメリカの他社製品に比べると特にクオリティが高い製品で、欧州製ほどのデザイン性は無いものの、と言いますか、機能を優先した結果、当時の『Made in U.S.A.』らしい無骨な機能美を持ちます。もちろん、歯科医師が創始者なだけに非常に緻密なライティングが可能で、例えばTOP画像の状態から正反対の向きにする事も可能です。

個人的にもアメリカ製では最も好きなメーカーとなりまして、他店様よりも >> 特に力を入れて仕入れ、販売して参りました。 ‥が、ついにこの度 “絶滅危惧種認定” と相成りました。買うならもう今しかございません。


また、今回の個体はアメリカ・N.Y.のコレクターより譲ってもらったので、私自身、実物は初見となる【DAYLIGHT レンズ】が残っている大変珍しいタイプです。カタログなどでも見たことがなかったタイプなので市場でも大変珍しいモデルかと思います。
ちなみに、たまたま同時にリストアップしました >> コチラ から取り外したものでは無く、オリジナルのマッチングです。


お・ま・け・に、数少ない【O.C.White社製のランプ】の中でも特に古いモデルで、 >> コチラとだいたい同じモデルとなり、ブラスベースの側面に【 THE O.C.WHITE CO ー ... 】と、当時らしいフォントデザインで刻印がシッカリ深く打ち込まれており、かっこいいです。

さ・ら・に、O.C.WHITE社の最大の特徴でもあるナックルパーツに関しましては中央に "OC" のモノグラムが入る初期型ならではのデザインです。
この後のモデルは中央にリベットが打ち込まれ、ナックルを外した際に内部パーツの分離が起きないように改良されておりますので、このモノグラムは貴重です。


基本的に全てブラス製ですので経年変色している部位が多くございます。
非常に奇麗に経年変色しているので、大事に手入れされながら使用されてきた感じがございます。特に受け側のアーム(収納部・筒状ボトムケース)には経年変色による綺麗なグラデーションが見て取れます。

コンディションの面でも、今回の物は画像の通り非常に良いコンディションです。
経年劣化が否めない、配線以外はコンセントプラグ 〜 シェード 〜 "関節裏"の凸付き等の細かいパーツも含め、底部のフェルトクッションも未だ残る100%オリジナルの完品で、当時販売されていたままの状態となっております。

この配線に関しましても>> コチラ のコットン製・ダークブラウンを、かなりたっぷりと4メートル使用しましたので、アーム最短時の配線出口から360cm、アーム最長時で340cmの長さがございます。
コンセントプラグは、オリジナルのままのコンディションの良い “アコーン柄” の焦げ茶のベイクライト製です。

ダメージポイントを強いて上げると...
"最大のダメージ" と書いた部分のヘコミ以外は、逆サイドにもう少し浅めのへこみと、他は小さくかすかなヘコミや経年程度のシミ程度くらいかと思います。とくにダメージというダメージも無く、"ミントコンディション" と呼べるほど良いコンディションです。ここまでダメージが無いのも珍しいです。

*コンディションの良い "褐色(ダークトーン)のO.C.White" を求めていらっしゃった方には大変お勧めです。是非この機会にお買い求めください。


ソケットは真鍮製で【G.E.】ゼネラル・エレクトリック社製。細かい部分ですが、刻印のフォント・デザインとパドルスイッチのモノグラムがかっこいいですね。

シェードはリブラインのブラス製です。
刻印が無いのですが、このシェードはこのランプに付いてる物しか見た事が無く、ベースのリブラインとも合っているデザインですので、当時多かった、他社のシェードを正式採用する方法ではなく、O.C.White社がオリジナルで製造して販売していたシェードかもしれません。当時正式採用されていた代表格メーカーの【HUBBELL】社のシェードよりも肉厚でガッチリした造りです。
先述しましたように【QUALITY DAYLIGHT】と刻印が入ったブルーガラスレンズが残っているわけですが、このガラスの残存率は1%ほどでは無いでしょうか。市場ではナカナカお目にかかれません。(脱着は2本指で簡単に可能です)

このレンズの用途は、言うまでも無くオレンジ色の白熱灯の電球色をブルーの特性を使って昼間の日光のような昼白色に変化させる事が第一ですが、さらに、ザラッとした裏面の効果で、直接的なクリア電球の灯りをシリカ電球のようにボヤッとした優しい灯りにするためのレンズとなるわけです。(*参考画像の色と、明暗の境界線をご覧下さい)
撮影では白熱電球をしておりますが、LED電球も実はああ見えて比較的クリア電球のような直接的な灯りを発しますので、より良いデスクワーク環境を考えると、あえて電球色を選んでちゃんとこのレンズを使用されることをオススメしたいです。

ただし、
(おそらくはこれが原因で【QUALITY DAYLIGHT】ガラスレンズの残存率が1%ほどなのかと思いますが…)
O.C.WHITEはアームの角度調節後にナックルパーツをキュッと締め忘れると、うっかりO.C.WHITEが置かれたデスクやテーブルにぶつかった瞬間などにガタンとアームがシェードごと卓上に倒れる時がございます。これにはお気をつけ下さい。(1度キュッと締めればワッシャー型のバネが効きますので倒れません)

割れなどが心配な方は単純にレンズを外してコレクションとして保管し、レンズ無しで通常使用しても、リブ付きシェードのデザイン&雰囲気はこれはこれでバッチリ生きておりますので、よろしいかと思います。


角度調節は、ソケット付け根の関節(ウイングナット)は裏側に凸付きワッシャー(O.C.White製特殊ワッシャー)付きなので、"片手"でかんたんに緩める事ができ、約300°程の範囲で角度調整可能。
この部分には、"O.C.WHITE CO... " と深く円形状の刻印が入っており、金メッキと経年変色した真鍮の、ウネウネとした表情をしております。たぶん、手塗りで仕上げたような古いメッキの方法で、製造段階からの物です。なんだかアジがありますね。
金メッキで仕上げられている部分は、この関節部分と、下記にも示しましたアームの内部伸縮部分のみとなります。
おそらくですが、これは "指紋などの長期残存" による変色防止の為(?)か、メッキ仕上げかと思います。

また、この伸縮部の内部にはテンション機能が付いているので、タイトにスライドし、約20cm伸縮する上、一見すると分かりませんが、受けのアーム(収納部・筒状ボトムケース)側上部にあるネジ式・被せパーツの内部には、 "真鍮の筒" 同士の上下スライドによる擦り傷を防止する為に固いフェルトの輪っかが噛ませてあり、直接触れ合わない構造となっております。細部にもこだわった造りの良さを感じますね。

ベースはキャストアイアン(鋳造)に ブラスのカバード、O.C.White社の特徴でもあるナックルパーツもキャストアイアン(金メッキ仕上げ)で出来ており、ここでもアームの角度&つかみの長さ調整が出来ます(付け根は360°回転可能)。
先述いたしましたが、初期のモデルですので、ブラスベースの側面に【 THE O.C.WHITE CO ー ... 】と、当時らしいフォントデザインで刻印がシッカリ深く打ち込まれており、かっこいいです。


電球は付属致しませんが、口金サイズは日本でごく一般的なE26サイズです。


◆SIZE◆
TOP画像の状態で卓上高約51cm。
最高卓上高(シェード部は直角)約65cm位まで伸びます。
テレスコアーム全長(ソケット付け根まで)32cm〜52cm
シェードのみ 直径17cm × 深さ10cm
ベースのみ(ナックルパーツ上部まで) H:14cm×W:16.5cm
総重量約4kg